技術報告コンター法を用いた残留応力測定におけるFEMモデルの簡略化検討(57)第二案における解析結果を図14に示す。表面の引張応力分布は元モデルの解析結果と同程度であったが(図14(a))、O-C間における解析結果は圧縮応力が若干増加した(図14(b))。第三案における解析結果を図15に示す。元モデルでの解析結果と比較して、表面の引張応力分布は、単純押出35 mmモデルは元モデルと同程度であるが(図15(b))、単純押出10 mmモデルでは、元モデルより引張応力が減少していた(図15(a))。O-C間での応力分布を比較すると(図15(c))、元モデルと短縮化35 mmモデルでは同程度の結果であり、短縮化10 mmモデルでは、特にO-A間、B-C間で元モデルの解析定結果と異なっていた。図14 第二案の解析結果図15 第三案の解析結果日本製鋼所技報 No.75(2024.11)
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